お金について

廃車の場合、納税証明書は必要?不要?

Posted on 2017-06-19

結論から申し上げますと、廃車の手続きを各地方の陸運支局などにて窓口で申請する際に必要書類として納税証明書は必要ありません。
ですが、インターネットの検索エンジンでこの案件について調べると必要だという事を主張する結果がまだ出ている現状です。
ですからなぜ、不要なのか以下などに説明していきます。

なぜ?廃車の際納税証明書は不要なのか?

では、なぜ廃車の手続きをする際に納税証明書が不必要なのか説明していきます。
本来廃車の手続きをする際には、基本的には二通りの申請の仕方が存在します。

一つ目は、ディーラー等、車販売店等を仲介して廃車手続きなどを代理に申請して貰う仕方です。
この方法は新車等の車を店先等で購入したお客様が一般的には多く該当すると思います。

二つ目は、この仲介業者を挟まない個人間での取引で購入された車を廃車にする場合は、車の所有者
自身が必要書類を作成、用意し、各陸運支局の窓口にて申請書を提出するやり方です。

以上二つの方法が所有する車を廃車にする場合の最も多い案件例となっています。
これ以外にも、細かい案件の違いによって手続き上の違いがありますが、基本的には自身の車の名義の
車を廃車にする手続きの場合は納税証明書は全く必要ではありません。

抹消登録手続きを知れば全て解決

前項目で二つの廃車申請方法について述べましたが、もっと本質的な、法律、制度について私たち自身が知れば納税証明書は不要という事を簡単に理解することが出来ます。

廃車に関して言えば、日本の廃車制度についてどうなっているのかということを知ればおおよそ解決することになります。特に抹消登録手続きに関して理解を深めれば一目瞭然です。

廃車するに辺り日本では抹消登録手続きをしなければなりません。この抹消登録手続きとは大きく言えば日本国の国土交通省の国の管轄から登録を解除、つまり廃車にするという事になります。

この抹消登録の手続きとしては、一時抹消登録、一時抹消登録後の解体届出、一時抹消登録後の輸出届、輸出抹消仮登録、永久抹消登録と関連する廃車の案件に従って廃車にする制度がありますが、どの制度を利用したとしても必要書類として納税申請書は不要となっているとなっているからです。

分からなけば、直ぐに陸運支局に問い合わせましょう。

これまでの説明で十分ご理解いただけたと思いますが、基本的に自分名義の車を廃車手続きする際には納税証明書はまったく不必要であるという事が分かって頂けたと思います。

ですが、納税証明書が必要という情報がネット上で記載されてしまったのかというご指摘や疑問があると思うのが当たり前です。これに関しては、納税証明書が車を扱う商売に関する事をよく知っている方はお分かりかもしれません。基本的に車を販売する時に必要となってくるのが納税証明書です。つまり、個人から廃車を依頼された業者が、実際には廃車手続きをせず、転売するということが可能だからです。

全ての業者がそうだとは言いませんが、個人でやるのが難しいと考え業者に頼むときでも、まずはお近くある陸運支局にご連絡電話をすれば相談、説明して頂けます。ですから分からない事は素直にお問い合わせをしましょう。"

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