廃車手続きについて

廃車に該当している車はどのようなものがあるの?

Posted on 2017-06-29

事故にあったり、災害にあって水没して大破しているケースなら分かりやすいですが、何となく「廃車」となるタイミングや状態はあやふやで、なかなか判断しづらいものがあります。ここでは、廃車に該当する車がどんなものかを解説していきます。

大破している車・修理が困難な車

一番わかりやすいケースが、事故車・水没車など、大破していて直せない状態の車です。直すのが困難であったり、修理箇所が多すぎて修理する方が高くつく場合、解体して廃車手続きをした方が合理的。このケースは非常に分かりやすいです。ただ、大破していても一部の部品・パーツや、車体自体がリサイクルできたり買取可能だったりするケースも多いため、ダメ元で良いので買取・引き取り業者に査定してもらうと良いでしょう。特に、車体はそのほとんどが鉄でできていて、時期によっては高く取り引きされているため、一見価値がなさそうな事故車でもお金になる可能性があります。また、ディーゼルエンジンなどはアジア・中東などの地域で未だに人気があるので、こちらも要注意です。

車検の切り替えのタイミング

車検が切れるタイミングで、廃車を検討する方も多いです。特に古い車の場合、修理が必要になったり、車検の維持費が負担になってきます。車検切れのタイミングで新しい車を検討したり、車の運転自体の引退を考えたりなどさまざまなケースがあります。
また、車検が既に切れていて、長い間放置している場合も廃車にすべきです。廃車は何も解体するだけが廃車ではありません。廃車の目的は、「ナンバーを取り外して、一時的にもしくは永久に運転できないようにして、自動車税の課税をストップさせる」ことにあります。もう一度使う可能性があるから、廃車にするかどうか迷っている、という方は一時抹消登録をおすすめします。前後2枚のナンバープレートをドライバーで外して、運輸支局で手数料350円を支払えば(もちろん細かい書類の作成・記入は必要です)、自動車税の課税はストップするので、迷っている方はぜひ一時抹消登録を行ってください。

走行距離や耐久性の面で問題が見られる車

一般的に、車の寿命の目安は10年、走行距離は10万kmと言われていますが、これはあくまで目安です。メンテナンスの仕方や乗り方・頻度、車の保管の仕方や環境によって、状態や条件は異なります。車によっては15〜20万kmも走るという例もあります。また、小型車より大型車の方が長く保つと言われています。これは、大型になるほどエンジンや車体の耐久性が強くなるという構造上の仕組みが関係しています。
エンジン・ラジーエーターや、エアコン、ミッションなどの箇所からガタがきはじめたら危険信号です。どんなにメンテナンスしても、部品交換で対応しても、たとえば車のフレームが歪んだらまっすぐ走らなくなり、修理も困難なので、廃車を検討した方が良いでしょう。

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