こんな時どうしたら良いの?

廃車になったバスを見てみたい!どこかに展示されているの?

Posted on 2017-06-23

現在、電車の廃線や車両だけでなく、廃車となったバスにも人気が集まっています。一般道での役目を終えたバスたちは、全国各地で展示されています。ここでは、おすすめの廃バスの展示スポットやイベントをご紹介します。

関東での展示スポット

廃車となったバスが展示されているスポットは、全国各地にあります。関東では、まず東京都は墨田区東向島にある「東武博物館」です。1989年に設立された博物館で、東武鉄道に関する資料や、歴代使用されてきた車両が保管・展示されている施設です。ここでは、1951年式の日産180が展示されています。今となっては貴重な、キャブオーバーバスで終戦後に製造された小型ガソリンエンジン車です。正面窓がくぼんだ形状のT5型ボディで、クリーム色地に青と赤のラインが印象的です。
また、同じく東京都町田市はすみれ会館前にて、日本初である、車椅子のまま乗車可能なリフト付きバス「やまゆり号」が展示されており、閲覧できます。1972年に、町田市といすゞ自動車が開発したバスであり、1980年にその役目を終えたものの、貴重な「リフト付きバス」として保存・展示されています。

全国各地の展示スポット

関東以外では、長崎県島原市・折橋町にて、路線バスの廃車が展示されています。長年市民の足として活躍してきた島原鉄道の路線バスが、しまばら芝桜公園にて、休憩所として使用されており、誰でも閲覧・乗車することができます。車内には、テーブルや音響システムもあり、営業当時の島原の街並みを撮影した写真も展示されています。
また、北海道は札幌市交通局によって運営されている「札幌市交通資料館」にて、「三菱B20D」が保管・展示されており、誰でも気軽に閲覧できます。1963年式のもので、山間地路線用に採用され、1974年まで運行していました。全国的に見ても、マイクロバスの先駆け的な存在で、クリーム色と赤色のボディカラーが非常にキュートです。

廃バス展示のイベント

常設の展示以外では、全国各地で展示イベントが開催されています。毎年、バスの日(9月20日)付近の日程で開催される、「ひろしまバスまつり」もそのひとつです。広島市内のスポットで毎年開催されており、広島電鉄や広島バス、芸陽バス・江田島バス・備北交通など、県内各地で走るバスをはじめ、廃バスも展示されます。なんと、廃車バスの部品もぎ取りというイベントが行われる年もあるため、必見です。
同じく、バスの日周辺で、横浜市営バスの「廃車作業立ち会いツアー」というイベントも開催されています。市営バス保土ヶ谷営業所にて、バスの廃車・撤去作業を手伝えるイベントで、バスファンにとってはこちらも見逃せません。
この他、大阪市交通局や京都市交通局など、路線バスを経営している事務局によって、期間限定で展示されることがあるので、常にチェックしておきましょう。

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