裏ワザ

廃車にする場合に、中断証明書を取得する方法

Posted on 2017-06-18

自動車保険は保険金を支払う事故が過去にあったかどうかで、保険料の割引率・割増率が決定します。無事故が続いた場合は、毎年一つずつ等級が上がっていくので保険料の割引率が高くなっていきます。車を手放すことになったり長い間車に乗らなくなる場合、等級を一定期間保存出来る保険の中断制度というものがあります。

中断証明書とは

乗っていた車を廃車にしたり、リース業者に返還する、転勤や留学などで海外に渡航する事になると車が不要になりますよね。そんな時、中断証明書の発行手続きをしておくことをおすすめします。
中断証明書を取得しておくことで、また契約したいと思った時に中断する前の等級を引き継ぐことが出来るのです。等級を中断しておけるのは最長で10年になります。長い間、安全運転をしていて大きくなった等級はもちろんのこと、7等級であったとしても新しく入り直すよりは得になります。

注意が必要なのは、事故有係数の場合、等級によって7等級以上だとしても新しく入り直すほうが良いケースもあるので保険会社の担当者に前もって確認しておきましょう。

中断証明書を発行するために必要な条件とは

中断証明書を発行してもらうためにはいくつか条件があります。その条件さえクリアしていれば発行してもらうことが出来ます。
まず、解約日や満期日までに、廃車や他人への譲渡、リース業者へ返還手続きが済んでいることです。そして、解約日や満期日までに車検証の有効期限が切れていること、車検を継続して受けていないことです。
複数の車を所有している場合、他の契約の自動車の廃車や他人への譲渡、リース業者への返還に伴って、補償の対象になる被保険自動車を他の自動車と入れ替えてください。
道路運送車両法第16条に基づいて、解約日までには一時的に抹消登録していることや、保険契約の中断後も7等級以上であることが必須です。中断する前に事故をおこして等級が下がった場合には、その事故で減ってしまった等級が7等級以上であることが条件となっています。

中断証明書を発行してもらうための手続き

代理店に、中断証明書発行依頼書と中断前の保険証券の写し、自動車保険の契約を行っていた車を、廃車や譲渡、返還したということを証明する書類を持っていきます。

中断が認められても、保険等級を引き継ぐ条件があります。
それは、中断日から新しい自動車保険を契約して開始するまでの期間が10年以内であること、新しい車を利用してから1年以内の加入であることです。
海外渡航の場合には、新しい契約の始期日を出国の翌日から起算し、それが10年以内でなおかつ帰国する日の翌日から1年以内であることです。
中断前後で車の所有者や自動車保険の被保険者、車の用途、車種区分が同じであることが条件になります。

中断証明書を使用して自動車保険を契約する時に必要な書類は、中断する前の自動車保険についての中断証明書、車検証の写し、新しく取得した車だということを確認する書類です。"

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